BJP_WEB__STAFF_BLOG


8月28日
センターコックピット艇。トランパー。

3時間、センターコックピットに乗るとセンターコックピット(CC)艇が好きになってしまいます。
つい先日も西宮港内で1時間とちょと機走、セーリングを試したけど、その時はあまり感じなかったのですが、8月28日、その西宮の艇を琵琶湖に持ち込み4時間の機走、セーリングで、センターコックピット艇のイメージが更に一新しました。

どこの誰に聞いたのかは忘れましたが・・・「CC艇は重心が上にあるから安定が悪い!」「乗りづらい!」などなど・・・
そんな事は全くなく、かえってCCのコックピットの居住性、操縦性の良さに感動させられます!

居場所がいっぱいあって、実に快適です。
真直ぐ寝転ぶことも出来ます。
スターンのオーナーズチェアで、足を投げ出しボーっとも出来ます。
ここはブームもティラーも、ジブシートにも、誰にもじゃまされずに過ごせる空間です。
コックピットから出て、ハイクアウトも楽しめます。
いっぱい居場所のあるデッキレイアウトなのです。

ところで・・・すっかり秋の気配です〜
この日、西宮から陸路を経て、琵琶湖へ。
クレーンから船台へ、そして湖上へ。
午前9時から始った作業もマストを起てなどの全作業が終わるまで8時間。
そこから琵琶湖の北東までの4時間、夕暮れからナイトクルーズ。
暑くもなく・・・寒くもなく・・・
湖を照らすハーフムーンの灯りに助けられながらのクルーズ。

もう、秋って感じがしますね〜

8月28日/ノーティックトランパー

琵琶湖・多景島


8月19日
威風堂々、フライングダッチマン。

ちょっとオシャレに乗りこなすためのセーリングクルーザーです。
クルマに例えると、フェラーリやポルシェではなくジャガーXKっぽいデザインかも?
ホテルのエントランスや小意気なレストランのクルマ寄せに停めても絵になるクルマ?
ヨットである。

で、さっそく初セーリングに「イグレック」のランチを選び、その目前のポンツーンに舫った。
ダークグリーンのハルとチークのブラウンが更にその風景を演出する。

実はこのフライングダッチマン、ロングキール(フルキール)のため、離岸、着岸は少々コツがいる。この日の離着岸もドキドキもの。
緻密なミーティングの上での着岸!
みごと大成功!

イグレックランチもそこそこに、離岸に挑戦!
少しプランとは違ったが、見た目には実に美しい姿を残しながらイグレックを後にした。

そのランチタイム前、3ノットから5ノットの風の中、セーリングを試みた。
「この手の艇は走らない?こんな軽風では動かない?」と、心の中でつぶやきながらメインとインナージブのハリヤードをアップした。
もちろんヤンマー3YMをストップ・・・

ほんの少しだけヒールし、サワサワと帆走しはじめた。
「アレ?けっこうハシルやん・・・」
たぶん、普通のカタチをしたヨットと同じくらい、イヤイヤそれよりも少し速い感じで、インカレのトレーニング中なのか、470とスナイプたちのジャマにならないように、これでも気を遣いながら一度だけタックとジャイブをトライした。

8月19日/フライングダッチマン35


8月14日
気象予報。

やはり、必ず、どんな短い距離のセーリングでも、例えそれが琵琶湖でも、大阪湾内であっても気象のチェックはする。

もちろん、最近はインターネットに頼るワケだが、今はもっぱらPCではなく、i Phoneをセーリングに持参している。
そのデスクトップに(財)日本水路協会さんの潮流予報と国際気象海洋株式会社さんの風向風速と降水量のサイトをブックマークしている。

タッチパネルで潮、風が一目で理解でき、セーリングの前日、当日、デッキ上で確認できる。

8月14日、大阪湾。
もちろん、i Phoneで風をチェック!
モニターには大阪湾中央は北寄りが支配する2ノット程度の風。大阪から堺の陸地寄りには5〜6ノットの風とモニターの風向と風速が細部に渡って示されている。

実際、海に出ると、予測どおりピタリの風!
「ウ〜ン・・・」
実際、デッキ上から見る海面とモニターの矢印が一致しているのが不思議に思えた。

ところでこの日の艇はヤマハマイレディ!
船歴17年を全く感じさせないほど美しく保たれた艇、デッキもキャビンも、備品のすべてにヨゴレがない!俗に云うところの「極上艇」「美艇」「新艇同様」

ただひとつ問題があったのは、メインのスライダーの滑りが悪くメインのアップダウンに支障あり。早速「HARKEN McLube」を注入しなければ・・・

2009年8月14日/ヤマハ25マイレディ


8月5日〜7日
EPIRBとWINDVANEと台風8号と。

またまたまたまた、沖縄です。
ちょうど台風8号が来襲!風速20メーターオーバーの中、各艇は無数の舫いをとり終えた。
もちろん、ここはお決まりの宜野湾マリーナ。

ヨットたちはマストとハルに大量の風を受け、ヒールし始める艇、やたらバウがフラフラする艇、
多少は揺れるが、どっしりと腰を据える艇とさまざまなポテンシャルを見せていた。

「やっぱしさァ〜アイパケ(アイランドパケット)はさァ〜腰がすわってるヨー」
で、ナンクルナイサーで一路浦添市の沖縄居酒屋「てん一 牧港店」へ!

メンバーは○○氏をはじめ、南大平洋をヒョウヒョウとひとまわりしてきた○○氏。
日本一周を続ける○○氏と○○氏

こんなセーラーたちが集まるところには集まるモンだと感心しながら、キャベツがたっぷりのもつ鍋をご馳走になった。
ダシとキャベツのシャキシャキ感がまるでウインドベーンのように微妙なバランスを保ち、かなり美味しく頂いた○。

グランプリレース出身者にとっては遠洋や日本一周などの話を聞くたび、いつもどきどきの感動があります。

話は飛んで・・・そうです!遠洋クルーズにはEPIRBとWINDVANEが必要なのです。

EPIRB(イーパブ)とは救難信号機のことで、緊急信号を衛星がキャッチ、海上保安庁に通報してくれる装置で、なんとその信号が艇の位置はおろか艇名も解るようになっている超優れモノです。

WIND VANE(ウインドベーン)は電気で作動するのではなく、機械式、すなわち風力で動く舵のことです。しかし、風がない時は作動しないのが難点と云えば難点。
最大のメリットは電力を消費しないことで、遠洋クルージングの必須ギアのひとつです。

もちろんアイパケ29にも装備されているのは当然のことです。

2009年8月6日/アイランドパケット29