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6月9日
夢の島へ。

深夜といかないまでも、夜の10時過ぎに大阪・北港YHを出航した。
まずは関西国際空港から友ケ島水道を目指す。
幸いランニングの風での機帆走で航行する。
今年に入って、大阪湾に出ることが時々あるが、本船と呼ばれる貨物船の航行が少ない気がする。海にも不況の兆しが現れているのかも?

やはり、夜の航行は不安要素の中にも楽しみが大きい。他艇の航海灯、夜光虫、月灯、星が新鮮。
6月の梅雨前は波も風も穏やかと聞くが、多少は海らしいウネリを少々は期待しながら、友ケ島を抜けるが風、波はない。

大阪、東京間の距離、約370マイル。4名での航行。
オンデッキ、オフは自由。ほとんどがオートヘルムにまかせっきり。その上GPSがナビゲーションしてくれるので、随分楽になったと思う。

紀伊半島最南端、潮岬から伊豆半島までを一直線。
視界の悪さも手伝って、36時間360度、島影すら見えなかった。
見えるのは、海に反射する月灯のみ。それくらい風も波もない。

3日めの早朝、東京湾入口浦賀水道。昼前には夢の島に着岸した。
60数時間ノンストップ。

右上画像は潮岬から伊豆下田を目指す日の昼。
右下画像は伊豆、伊東あたりの夜景。

2009年6月/Dufour38



5月11日
大阪から堺。

大阪・尻無川、京セラドームのすぐそばの川と云えばわかりやすい。
その川のほとりにヨットが保管されていた。

その川から大阪湾に出るまでの大阪下町の風情が普段のセーリングでは味わえない。
一般家屋の軒下や町工場の壁面に触れそうになり、時には渡し船の往来を待ち、低い橋脚にマストトップが触れそうになりながら・・・わずか8馬力の船外機でゆらゆらトコトコと進む。

川幅は20〜30メートルほどなのでもちろんセーリングはできない。
所用時間2時間弱で大阪湾に出た。
艇は、ヤマハ23IIEX。ダクロンとセブラーの2セットが装備され、そのうちケブラーセールを揚げてみた。
目的地の堺市までは2〜3メートルの風の中、ここち良く進んだ。

ここ近年はヨットも大型化したためか、このクラスはあまり注目はされていませんが、心地よく走ります。
乗っていて楽しいヨットです。シャープですばしっこいヨットです。

2009年5月/YAMAHA23IIEX



5月


大阪から相生まで。

網干の次ぎは同じ瀬戸内、網干の少し西にある相生ボートパークへ。

艇の全長は40フィートだがビーム幅は3.0mのスリムなスポーツヨット。
ビーム3mって狭くない?の疑問があったが、いざ走り出すと疑問符?から感嘆符!に変わる。

そつのない走りと云う表現があてはまるのか、他のビーム幅にボリュームのある艇と比較してピッチングがかなり少なく、なにより機走、セーリングともに速い!
とにかく速い!

明石海峡から瀬戸内に入ってもスイスイ走り、あっと云う間は大袈裟としても、予定時間よりもかなり早く到着したことは云うまでもない。

この回航?クルージングには、超がつくほどの海の達人たちと同行させて頂いた。
その達人たちがハシャぐほど俊足艇。

クルージングもイージーに速く走ってくれる方が楽しいかもです。

2009年5月/コンテナマキシ40



5月

個人的なオススメ!アイテム

このベスト、個人的に最近のヒット商品です。つい先月までインフレータブルのライフジャケットを着用していたが、どう考えても重い?たぶんボンベの重みも加わっている?
身体にフィットしないのも着け心地にも影響?
そんなことで・・・バルティックのライフベストを購入!
浮力は50ニュートン。ボンベ付もあるが、あえてボンベなしのアイテムをチョイス。

胸元に装備されたマウスピースから息を吹き込み、少しだけ空気を注入させ、ある程度の浮力を持たせておくことがポイント。(万一の落水時でも浮く程度に膨らませておく)
また、強風時や夜間にはめいっぱい膨らませておけば安心です。

回航、クルージングに使用しています。

ハーケンジャパンにあります。
兵庫県西宮市西宮浜2-42 TEL0798-22-2520

2009年5月/バルティック・ハンブル ライフベスト


5月13日
ホイットブレッド60、伊勢湾縦断!

60フィートのレース艇に乗せて頂いた。
伊勢湾マリーナから五ケ所湾まで、伊勢湾縦断のクルージング。
なにはともあれ、60フィートでレース目的に建造されたヨットは、今まで体感したことのないポテンシャルを秘めていた。

単純なコトバで表現するならデカイ!何もかもが大きい!
とにかく大きい!ロープも太い!
ラットも2つ!

海面には白波が立っていた。
無理をせずで、エンジンとジブのみで走る(こっちは乗せてもらっているだけ)

速い!アベレージ10数ノットでカッ飛んで行く!
波は次第にうねってくるが、全くヨットのような揺れはない。
なんじゃコレは・・・の世界を感じながら・・・鳥羽パールレースのスタート地点を観光し
憧れの?大王岬をスーっと廻って、夕刻には五ケ所湾「志摩ヨットハーバー」に到着!

おそらく、普通のヨットの2倍から3倍のスピードでは・・・
オーナーさんの「モーターボートと競争する」の言葉は大袈裟でもウソでもなかったです〜。

2009年5月13日/Whitbread 60


志摩ヨットハーバー


4月


なかよし295改造計画

なかよし295、建造されたのは1980年6月。船歴30年になるこの艇を少し時間をかけて大改造することに。
まずは、セールよりもエンジンに手を入れる。ヤンマーYS。パーツはまだまだ入手可能であるが、やはり全体的に疲労していることには間違いない。

次に、ジブをファーリングシステム導入。メインもスタックパックに・・・
ブームバングにキッカー取り付け。
キャビンは磨きと補修・・・などなど。

TVのビフォア、アフターではないが、どう変化するかが楽しみな艇でもある。

2009年4月/NAKAYOSHI295



3月

大阪北港から網干ボートパーク。

わずかと云えば僅かな距離だが、たった45マイル程度。でもそれなりの準備は必要になる。
予測時間は約8時間。そのための出航時間・・・食料・・・燃料、海図、GPS、コンパスなどなど・・・
明石海峡の潮流を調べる。自然と早朝7時頃が北港YHの出航時刻となる。
神戸空港の南を抜けると明石海峡大橋全体が見渡せる。
毎回のことだが、決まって橋の下では記念撮影になる。

ガーミン社のハンディGPSが対地速度8.8ノットを告げている。
運良く北からの風、機走からエンジンストップ、そしてセーリング。
明石海峡から300度が網干BPとおよその見当をつけて・・・
家島諸島、男鹿島に近付くと、瀬戸内!って感じがする。

今回、回航に使用したツールは、艇に備え付けのコンパスと瀬戸内海全体の海図とガーミンGPSと事前に用意しておいた、目的地の緯度・軽度のみ。

しかし、3月の海は寒い!寒い!

2009年3月/YAMAHA26C



2月

宜野湾マリーナ

沖縄の海は美しい。マリーナの中までも美しく、まさにエメラルドグリーン一色。
アラワイハーバーよりもはるかに美しい。
ハワイの肩を持つワケではないが、ハワイも少し沖に出るとインクブルーの海とイルカにも出会える。
両者、引き分けと云ったところだろうか???

最近、時々だが、沖縄に行くことがある。けっこう、かなり、それなりのヨット、ボートが係留されているのに驚く。美しい大きなカタマランのヨットも数艇ある。

ここ宜野湾には南大平洋を目指すヨットが集まっている。集まってはいるようだが、そのまま沖縄に居着いてしまうヨットも存在する。
「まぁイイか!ここで・・・」的、感覚になるくらい沖縄は南の楽園の島かもしれない。

しかし、キレイな海・・・。沖縄はすでに春。

2009年2月/アイランドパケット36