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2010年2月28日
HYDE SAIL のフィッティング/琵琶湖にて

琵琶湖は地図で見ると良く分るが、東西で一番細くくびれている所に琵琶湖大橋がかかり、それを境に北湖と南湖と呼ばれる。

この日は南湖、マリーナ雄琴沖。
セール(マスト)チェックをするには少々狭く、タッキングをくり返さねばならない。

「2番バテンのラフに小さな異様なシワが入っている???」
「さらにドラフトテープ付近に乱れたカーブ???」

ハリヤード、カニンガムで調整しても修正不可能!?

で、マストを見上げてみると、その原因が解明された。
以前の古いセールでは影響がなかったのか、気が付かなかったのか???
マストが左右にSベンドしている!

原因が分かったところで、次にジブセール(150%)をチェック。
ドラフト位置を変化させるとヒール角、アングルが微妙に変化する。
さすがGRAND PRIX セール!と感じながら・・・

が、しかし・・・
以前のセールとクリュー位置は同じなのに、このセールではあと50ミリ程度引き込めない?
そんなワケでクリュー位置は修正してもらうことにした。

久々のレーシングセール。
やっぱりトリムしていてすごく楽しい、カニンガムを引けばドラフト位置が変化し、バックステイを引けばスーっとリーチが開きヒール角が変化する。
当然のことですが、どのセールメーカーにせよ、新しいセールってイイもんです!

To be continued

HYDE GRAND PRIXの
クローズドリーチング。

2010年2月27日
HYDE SAIL のフィッティング/琵琶湖にて

友人の「ヤマハ26IIS」が「HYDE SAIL」を昨年末にオーダーした。
とっくに完成していたが、寒いことを理由に2月末まで自宅倉庫に保管してあった。

ちょうど「ゆうこうマリン」コリン夫妻?が琵琶湖に来るというので、そのついでと言ってはなんだけど・・・
そのセールのフィッティングにつき合わせてもらった。

このヤマハ26IISは、いわゆるクラブレース仕様。
従ってスタックパックもレイジージャックもジブファーラーも装備されていない。
セールクロスも白いダクロンとは違い、いわゆるケブラー素材の黄色いセール。

そのセールデザインのベースとなったのは、「ゆうこうマリン」が扱う「HYDESAIL」ブランドの中の「VOYAGER/GRAND PRIX」パターンはトライラジアル。

このデザインをベースに琵琶湖水域に合わせ、微風から軽風域、しかもフラット面であることと、ORCなどのカテゴリーとは違いローカルルールであることから自由なオーダーでデザインされている。
バテンの使い方、ローチデザイン、セールクロスの配分などなど・・・

そしてセールアップ!
この日の風は3mから7mとちょうどイイ感じに吹いている。
当然クローズドホールドを走らせながら細部をチェックした。

To be continued
HYDE SAIL
GRANDPRIXのRACEセールをチェックするのが「ゆうこうマリンのコリンsan」

ちなみに「HYDE SAIL」は09/10 CLIPPER WORLDのオフィッシャルサプライヤー。


2010年2月22日
シリーズ「横浜、厨子、葉山、油壺、横須賀」
油壺から横須賀へ!


油壺から横須賀へは三浦半島を横断することになるが、油壺は相模湾、横須賀は東京湾となり、風景もかなり違ってくる。

火力発電所、ペリー来航地の久里浜を抜けると目的地の「シティマリーナヴェラシス」がある。マリーナのスケールはさほど大きくはないがビッグサイズのボートがずらりと並んでいる。
その並びの中に、今回、最後に選んだ「バルティック52」。
この時の美人インタープレダーは今回もクルマの中・・・。

52フィートともなると40クラスと比較するとそのボリューム感は全く異なり、異次元の世界が訪れる。

美人インタープレダーの名誉のために云っておくが、CEOとT氏は共に流暢なイングリッシュで会話できるが、CEOとワタシとの会話には彼女の存在が必要なのである。

ワタシを含めた3人とT氏とは駅で別れ、京急に乗り込んだ。
美人インタープレダーは元気を取り戻し、東京の観光マップに見入っていた。

end
バルティック52。
後ろに見えるのがヴェラシスのクラブハウス。

2010年2月22日
シリーズ「横浜、厨子、葉山、油壺、横須賀」
油壺に到着!


油壺に到着したのは、静かな入り江に係留されたヨットたちに夕日が美しくオレンジ色の光を投げかけはじめた頃だった。

その頃、後部座席の美人インタープレダーはおとなしく眠っていた。
一度は目を覚ましたが、クルマのドアを開けることなく再び眠りについていた。

私はこの油壺には少し思い出がある。
一度は「鳥羽パールレース」のフィニッシュ後にここに舫いをとらせていただいたことがある。
二度めは「全日本ミドルボート選手権」に関西からレースボートをトラックで運び、ここ三崎マリンさんで降ろし、マスト起てから艤装などお世話になった。
レース中も二度に渡るクラッシュでガンネル部分に穴が開き、一晩で修復してもらったりと忘れられない思い出になっている。

ゲート左手の陸上保管の一番前にいきなり「UFO」の船名が飛び込んでくる。
この艇は知る人ぞ知るK氏の愛艇である。

そこから更に進み、「ELAN 31」と「J100」を見学。
どちらも日本では他では見ることが出来ない稀少価値ありの艇。

サイズはたしか28フィートだったか・・・「ELAN」には以前乗船する機会があった。
その艇は厨子マリーナから出航したのをうっすらと覚えているが、かなり昔の話・・・・・「ELAN」はスキー板のメーカーで有名です。母国はスロベニア。

「J-100」は、いわゆるレースボート。欧米では「J24」などと同じようにクラスレースが行われています。
実はJ-BOATSってアメリカで建造されているとばかり思っていましたが、最近の「J」はフランスで建造されていると聞かされ、これにはかなり驚かされました!

T氏とCEOがそれらのヨットを見学中、ワタシは遠い昔を懐かしみながら・・・入江に舫われたヨットと夕日に見とれてしまっていました。

To be continued
油壺・三崎マリンの夕暮れ

2010年2月22日
シリーズ「横浜、厨子、葉山、油壺、横須賀」
横浜から厨子マリーナへ・・・


そうそう・・・
横浜市ヨットハーバーでは「カタリナ42」。
ベイサイドマリーナでは「J-Boatの36フィート」を見学。
(ここでランチ!)

次に目指したのは三浦半島を東から西に横断した「厨子マリーナ」です。
このマリーナは説明するまでもなく日本国内で一番保管料金が高い!とされるマリーナです。
まず、マリーナ周辺の環境が異なります。
リゾートマンション群に囲まれ、相模湾を一望するマリーナなのです。

まさにサザンの歌にある「江ノ島」「えぼし岩」イナムラジェーンの「稲村」も見ることが出来ます。
いわゆる湘南です・・・

ここでは真新しいさの残る「Dufour32」。
まさに新艇同様のヨットです。なにしろギャレーは未使用、エンジンも全くヨゴレなし。
キャビンに入ればまだFRPと木の香りがするほど新しい。
とにかく美しいヨットでした。

そこからは「小坪マリーナ」「葉山マリーナ」「シーボニアマリーナ」などを瞬間的に見学・・・
余計なことかも知れませんが「葉山マリーナ」の隣には「LA MAREE DE CHAYA」があります。

そして目的地の「油壺」へ・・・

To be continued

厨子マリーナに保管されるデュフォー32。

2010年2月22日
シリーズ「横浜、厨子、葉山、油壺、横須賀」
ヨコハマ

まるでサイトシーイングな1日でした。

この日は某国のホテルチェーンのCEOさんとインタープレダーの美人女性と、いつの日からか親しくおつき合いをして頂いている「ビーインターナショナル」を主宰するT氏にアテンドしていただき、まずは比較的地味な感じの「横浜市民ヨットハーバー」からこの日はスタートした。

そのハーバーのテンダーボート(エンジン付です)にワタシを含めたその4名が乗せて頂き、40フィート艇のポートサイドからライフラインを頼りによじ登った!

見学中はそのテンダーボートは一旦ハーバーに帰り、適当な時間に連絡すれば再度ピックアップに来てくれる。さしずめ海上タクシー的な存在です。
なんてことはない光景なのですが、意外に初めての体験でした。

次に向かったのは、「横浜市民ヨットハーバー」とはほんの近くにあるにも関わらず、まるで正反対の超級のスケールで我々観光客を迎えてくれた「横浜ベイサイドマリーナ」

マリーナそのものは、桟橋があってボートやヨットが係留されているだけでそんなに驚くことはないのですが・・・

ホテルチェーンのCEOさんとインタープレダーの美人女性とワタシが話し合った結果、アウトレットモールの隣にマリーナがある、ただそれだけのこと、と、云う結果に終わってしまった。

インタープレダーの美人女性はヨットよりアウトレットモールが気になっていたが、後のGINZAでのショッピングをエサにアウトレットモールを諦めさせられていた(:D)

どちらかと云えば、本心、このワタシもヨットよりもモールよりも「FUKUZO」や「Kitamura」が気になっていたんですが・・・

To be continued
横浜市民ヨットハーバーに海上係留されるヨットたち

2010年2月19日
ヤマハ30C/陸路で熊本へ。

大阪府堺市から熊本まで、陸路で850kmあまり・・・
回航の場合だと、瀬戸内から下関を抜け、福岡を廻り込み、約450マイルの距離。

まぁ瀬戸内の回航も楽しいんですが、まだまだ寒いので、今回は陸路をチョイスしました!

ヤマハ30Cは、名義変更を済ませた後、エンジン整備と機走テスト、船底塗装、ついでにスターンチューブをPSSに交換、その他モロモロの整備を終え、19日の夜から朝にかけて堺をスタートします〜
到着予定は21日の早朝予定です。

PS そして21日早朝、無事に無事に到着!
即座にマストを起ててのテストラン!

大阪から熊本まで陸送されるヤマハ30C。

2010年2月17日
バルティック35/大阪・堺出島港にて。

昨年末から大阪、堺市出島で「バルティック35」の本格レストアが行われている。

船底、ハル、デッキはもちろん、キャビン内に至っては裏の裏まで・・・
電気系統の配線の交換、はたまたエンジンの換装などなど・・・
ちなみにエンジンはヤンマー2GM/Fからヤンマー3YMに。

完成までにはもう少しの時間が必要になると思うが、とにかくバジェットと根気と熱意が必要な作業が続いている。

国内では希少なヤンマー2GM間接冷却エンジン。

2010年2月14日
パーキンスエンジン・新西宮ヨットハーバーにて。

新西宮ヨットハーバーに海上係留されたベネトゥファースト41s5に搭載されているのは、英国メイドの「Perkins B30」ディーゼルエンジン。
セーリングクルーザーでは40フィートオーバーの艇に多く使用され、当サイトにアップロードしている「ブルーロバーツ44」もパーキンスエンジン51hp。

このパーキンス社はキャタピラー社の傘下にある。
もちろんディーゼルエンジンではYanmar、Volvoをも凌ぐ世界的トップメーカーである。
そのエンジンの供給先は、戦車から一般産業用エンジン、国内ではトラクターに搭載され、その知名度、信頼度は高い。

現にファースト41s5も20年近く使われてはいるが、この日もちろんなんなく一発で始動し、アイドリングのムラもなく静かに廻り続けていた。

英国・パーキンス社製30馬力エンジン。

2010年2月6日
大阪府泉佐野・大和屋造船。

泉佐野漁港にある大和屋造船で「木製ディンギー」を見つけました!
エラそうに「見つけた!」といっても、見た時は何の種類のディンギーかも見当はつきませんでしたが・・・。
「A級ディンギー?」かとも思いましたが、ちょっと違う???
建造された大和屋さんに聞いてみると「ノーフォークディンギー」と答えてくれましたが、理解できず???

木製の鎧張ハルに木製マストとブームの14フィート・・・

画像とスペックは近々にゲットします。

追加
Norfolk dinghy
ガンターリグ
イギリス東部のノーフォーク地方の名士が休日にブロード(人工湖)でレースを楽しむ二人乗りのディンギー。
そのデザインは基本的に門外不出だが、50年振りのクラブ会長の船の修理の時に手に入れた。
1991年製造。外板はアフリカンマホガニー材のクリンカー張り。
ノーフォークディンギーの特徴である、割り込みのクォーターニー。

だ、そうです・・・

詳細画像

2010年2月4日
大阪府堺市・浜寺ボート。

ちょっとひさしぶりに大阪・堺市の浜寺ボートさんに行ってきました。
この浜寺ボートさんはワタシが以前ヨットレースをしていた時、レーティング取得時にお世話になったこともあり今でも頭があがりません。

今回の目的はヤマハ30Cの見学。
ハルはピカピカ、キャビンもみごとにリメイクされた美しい艇です。
右画像がそのキャビン。

この艇はヤマハが輸出向けに建造されたらしく、キャビン内のヘッドクリアランスはかなり高く180cm以上の身長でも頭をぶつけることはありません。

そう云えば・・・
Ala Wai HarborのWaikiki Yacht Clubにムアリングされたヤマハ25MKIIを発見した時のことを思い出します。
この25MKIIも輸出されていたそうです。

今から思えば30年くらい前は日本のヨット界にとってはすごく良い時代だったのかも知れませんね〜

リメイクされたヤマハ30Cのキャビン。