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2010年10月25日午後1時
MOCHI44・・・・とミーモ。

MOCHI44は屋久島、奄美大島で給油後、一瞬の晴れ間を見つけて出航、25日午後1時に沖縄県宜野湾マリーナに着岸した。

しかし、し台風14号が迫っている。
指定された桟橋では危険との、地元の重鎮T氏のアドバイスと協力でマリーナの一番奥まった桟橋にこれでもか!っと云うぐらい舫いロープを張り巡らせてくれていた。


そんな中、神戸空港から那覇空港を経て、ワタシが宜野湾マリーナに到着したのは、夕方近く・・・

結局・・・西宮を拠点とするKマリンさんと横浜ベースのT氏に100パーセント以上助けられ、無事に回航が終了していた・・・。


宜野湾マリーナには昨年何度となく行き来していたので、幸いにして知人が多くでき助けていただくことばかり・・・

そんな中、東京から出航してきた30フィートのヨット「ミーモ」のA氏親子と遭遇!
このA氏とは昨年、御前崎で避難のため3日間過ごした中。
偶然の再開話に花が咲いてしまった。

台風襲来を待つMOCHI。宜野湾マリーナにて。
台風の中、オリジナルブランドのフェンダーが大活躍の「ミーモ」

2010年10月25日
MOCHI44はようやく屋久島から、25日早朝に奄美大島を出航。
25日午後3時には宜野湾マリーナに到着予定。
今のところは海は穏やか・・・

しかし・・・台風14号接近!

ライブブログは

http://www2.regulusmarine.co.jp/blog/index.html





2010年10月24日
フィンセーラーに乗る!

西宮ボートパークに係留中のフィンセーラー。
モーターセーラーである。

普段、この手のタイプのボート(ヨット)にめったに乗ることはない。

コックピットからの風景は、やはりボートでもなくヨットでもない、やはりモーターセーラー。

モーターセーラーと云ってもそんなにスピードが出るワケでもなく、帆走性能もそんなには良くない。

ただ、なんとなくモーターセーラーにはモーターセーラーなりに良さを感じてしまう。
この艇は以前、日本一周を成し遂げ、今は西宮に棲む。

建造から30数年を経て、まだまだ現役で海に出ている。

今日もちょこっと機走のみ、揺れ方も走るさまもヨットとはひと味の違いを体感した。

FinSailerのコックピット。
舵は後部の長いティラーと連動している。その日の気分でラットかティラーをチョイスできる。

2010年10月22日
キャバリア32の船舶検査

神戸マリーナの桟橋に係留されていた「キャバリア32」の契約が終わり、先日21日に検査を受けました。

限定沿海で取得。
限定沿海仕様の検査で必要な安全備品は、繋船ロープ2本、アンカー(アンカーを必要としない艇は不要)、救命胴衣(定員分)、救命浮輪1個、信号紅炎1セット、赤バケツ、音響信号(フォグフォーン)、黒色球型形象物3コ、レーダーリフレクター(平成6年以前の建造艇は不要)、工具一式。

そして、もちろん航海灯がすべて点灯すること。

しかし、これが揃っていない艇に検査を受けるたびに驚かされます!
以前、ライフジャケットはもちろん、安全備品のすべてが搭載されていませんでした。
唖然!

実際、繋船ロープ、ライフジャケット以外にアンカーはおろかライフリングなど、めったに使うことはありませんが、せめて法定安全備品は万全にして海に出てもらいたいものです。

波高2メートルを越え、日没になると、その必要性を実感します。

10月に入って、アイランドパケット、MOCHI44、キャバリア32と検査が続きます!
しかもすべて雨!


船舶検査を受けたキャバリア32。

2010年10月20日
ヤマハ25MK2とニッサン・フリーダム22

MOCHI44の回航は只今、荒天のため屋久島で待機中です。
あと3〜4日は動けそうではありません。
波高は5メートル・・・
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そんな鹿児島〜沖縄間と比べて西宮港は穏やかで、北東の風5ノット程度。
波もまったくありません。

今日はなんと・・・20数年ぶりにヤマハ25MK2でセーリングをしていました。
機走は、この2年で何度も経験しているのですが、ジブセール、メインセールのみでセーリングするのは初めての気分でした。

ジブセールはファーラーではなくハンクス仕様。
メインもスライダーでなくグルーブに通すタイプ。

アビームでは快調に帆走してくれます。
おそらく5ノット程度。

そんな中、同じ神戸マリーナからニッサン・フリーダム22が出航していました。
この艇は、本当に毎日出航している艇です。

そのフリーダムのセーリングに合わせて伴走。
僅かにおいていかれてしまいます。

レース魂にほんの少しだけ火がついてしまいました。
のんびり走るのもイイんですけど、たまには競い合うのも楽しいモンです。

ハマハ25MK2とニッサン・フリーダム22。西宮港にて。

2010年10月13日
西宮マリーナ・MOCHI CRAFT 44

そのMOCHI44のテストラン。
もちろんいつもの西宮港沖をおおよそ1時間程度航行した。

全開にはしなかったが、フラットな海面と云うこともあり軽〜く20ノットオーバー。
完璧に整備されたエンジン、その他の機関に全く異常はない。

ちょい乗りを含めればセーリングクルーザーは毎週、毎日のように乗ってはいるが、この手のモータークルーザーに乗船する機会は年に数度。
不馴れなこともあるが加速体制に入ると思わずチカラが入ってしまう。

フライブリッジへのアプローチもかなり慎重慎重!
FBはヨットで感じる風とは全く異質な風であるが、気候の爽やかさのせいもあるが心地よい風を味わえる場所でもある。

防波堤の赤灯台を一瞬のうちにとおり抜け、神戸空港近くでUターンしこの日のテストクルーズは終了した。

次週には700マイルの旅がはじまる・・・

10月17日に出航、その後のライブなブログです。

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磨き込まれたハルに海面とスプレイが映り込むが、残念ながら海の色はアメリカンコーヒー色。

回航前夜のMOCHI44。
西宮マリーナ桟橋にて、入念なチェック。


2010年10月11日
西宮マリーナ・MOCHI CRAFT 44

モキ44、モータークルーザーです。イタリアメイドです。
GM6V92TAエンジンの2基掛け550hp×2を発揮。

MOCHI はFerretti グループでドルフィンがMOCHI のシンボルマークです。

エクステリア、インテリアともホワイトをベースにグレーをアクセントにデザインされた美しいボートです。

このボートのメイクアップがほぼ完成。残すはキャビンのバフ掛けとアフトデッキのチーク補修のみ。

エンジン、発電機などの機能パーツをチェックし、消耗部品はすべて取り替えました。

画像はハルのバフ掛け中。
船底塗料のすべて剥がし、スクリュー、ラダー、スルハルと丹念に磨きを掛けます。

船底塗装は2度に分けて塗っていきます。
もう少しで完成です。

To be continued
バフ掛け中のMOCHI44。

2010年10月4日
西宮マリーナ・アイランドパケット29

今回の回航はわずか30分。西宮港内を移動したのみ。
着岸は西宮マリーナのBバース。
ここは大阪湾でも波と風の影響が最も少ないマリーナです。
西宮マリーナの歴史は古く、おそらく日本国内でも一番か二番めにマリーナとして開業されたと思います。

堀江健一氏のマーメイド号が一番最初の大平洋横断のスタートとなったマリーナです。
映画「大平洋ひとりぼっち」にももちろん登場!
最近では村上春樹氏の小説「1Q84」にも登場しています。

さて、この「アイランドパケット」は遠洋艇としての評価は高く、友人の言葉を借りると「アイランドパケットなら安心できる、頑丈に建造され、直進帆走性能が良くオートパイロットに頼らなくても結構まっすぐ走る。
また、ロングキール(フルキール)なのでオンザロックの心配もないのがイイ」とのこと。

次回、セーリングインプレッションをさせていただくつもりです。

明日から、旧船名、船検ステッカーの貼り替えを行いチャンスを見つけてセーリングに出かけます。

To be continued
西宮マリーナの桟橋にて。

2010年10月2日
能登半島・七尾湾とマイレディ

マイレディはトラックで陸送。
同時に当方はクルマで後を追いかけた。
その距離、西宮から400kmちょっと、片道5時間。

能登半島の東、七尾湾の北湾の穴水に「穴水マリーナ」があります。
そこにマイレディを運び込みました。

日本海とは思えない雰囲気のある入り江です。

早朝に下架、マスト起てを完了。
まるでプラモデルをつくっているようです。

ただ、自然とサイドベンドしてしまったマストを真直ぐにチューニングし直し、過去のデータは捨て、サイドステイのテンションを緩めに仕上げ、バックステイを大きく引けるように調整した。

午後からは湾内のさらに奥まった入り江を軽〜くセーリング。
これが風速8m程度の風ながら、波も穏やか・・・
まるで北欧の湖のフィーリング・・・

マイレディが蘇りました!

能登半島・七尾北湾で下架中のマイレディ。
穴水マリーナの全景。
陸上にはフィッシングボートは当然ながらリーバフェラーリ、サードクリーバーまで保管されていました。
海上はヨットがメイン。

七尾北湾を見下ろす別荘地。
まるで湖。

2010年9月29日
大阪湾・淡輪から北港へ。ヤマハ31EX

大阪湾の南、淡輪ヨットハーバーから、大阪・北港ヨットハーバーまで、納艇を兼ねた回航。
同乗者は、新オーナーさんとそのご友人とワタシの良きパートナーのMちゃんの4名。

ようやく気候も秋らしくなり、暑くもなく寒くもなくまさにセーリング日和。

その上、波も穏やか、風もまぁまぁ・・・・。

いつものi Phoneにブックマークされた「国際気象海洋」のホームページから風向風速をチェック。
関西空港の南は北西の風5〜6m。関空から北は2〜3mのインフォメーション。

それならっと、いうことで、淡輪を出航するとすぐにメインをアップ。
インフォメーションとピッタリ。風は5mから6m、ほんの時折白波が立つ程度。
じゃ、最初はセーリングであとは機帆走ということで・・・

ヤマハ31EXは少しヒールし、関空橋をくぐるルートではなく、迷わず淡路島よりのコースをチョイス。

途中インスタントラーメンをご馳走になりながらの余裕のタックを2〜3度繰り替えし本船航路近くで再びタックし、風が落ちたところでエンジンをスタートさせた。

しかしアメダスの予報の正確さには毎度ながら驚かされる。
風向もエリアごとにピッタリ適中。
ちなみに、「国際気象海洋」のサイトはココ。
http://www.imocwx.com/index.htm

なんだかんだで、出航からほぼ6時間程度で北港ヨットハーバーに入港。

そこで軽〜く数度の着岸練習。

年に数度とない、心地よいセーリングでした。
やはり、ちゃんと整備された艇は安心で安全です。

淡輪YH出航前の31EX。

北港YHにアプローチ。
クリックで拡大。
アメダスの風向風速予報。
こんな感じで風向風速を予報してくれています。

クリックで拡大。

2010年9月19日
西宮港・ヤマハ25マイレディ

久々に大阪湾、西宮港をセーリング。
艇はヤマハ25マイレディ。
ビギナーさんのヨット体験を兼ねショートレグのセーリング。

友人のO氏を誘い、舵をまかせた。
ワタシはどうも舵を持つのがあまり好きでなく、この30年間ほとんど舵に触れたことがない。

もっぱらボーっとしていることが多い。

さてさて、たった2ケ月ほど前に船底塗装を終えたばかりのマイレディを離岸しようとするが、いっこうに前進しない?
フルスロットルにして少し黒煙を出しながらようやく1ノットか2ノット程度。

スクリューにフジツボが付着している???

この艇に限らず、西宮港に海上係留されているボート、ヨットに限らず、ほとんどの艇にフジツボが異常に付着しているらしい。

やはりこの夏の暑さのせいかも???

しかたなく、メイン、ジブをアップし、沖に出た。
セーリングだとまぁまぁのスピードで走れる・・・

スクリューのことは忘れ、5時間近くセーリングを楽しんだ。

スクリューやラダーに異常発生したフジツボを取り払うには、ダイバーに依頼するか?上架するかで悩んでいるところです。

それにしても、かなり異常発生です。

追伸、その後ダイバーを依頼しスクリューのフジツボを撤去。
おどろくほどに快調に走りました。
たった少しのことですけど、大違いでした。

久々の西宮。
遠くの風景は西宮や神戸の風景。
このマイレディは10月に能登半島、七尾湾に陸送されます。


2010年9月10日から13日
デュフォーアルページュの回航中の風景

御前崎へのアプローチ。
大平洋上の夕焼け。
和歌山県日ノ御埼の夜明け。
駿河湾の西。静岡県清水港・折戸マリーナ。富士山が真近に見えるマリーナです。

大活躍するオートパイロット。しかしフリー(後方からの大きな波)ではパワー不足とレスポンスに難アリ。
マンパワーが必要です。

新調したジブセール。HYDE SAILのフォームラフ仕様。かなりパワーを感じます。
クォリティは世界水準。
細かに気づかいされたセールです。

2010年9月10日から13日
デュフォーアルページュの回航

アルページュのリメイクが完成し、ついに納艇の回航日が来た。
待ちに待った3ケ月。

鳴尾マリーナから清水港の折戸マリーナまでの約300マイル。
5ノット平均で約60時間の旅。

午後8時に出航した。
西宮港、一文字防波堤の東を抜け、友が島を目指す。
風は北。クォーターリーとアビームのシフトをくり返す。
時間どおり6時間後に友が島水道に到達。幸いにも潮に乗り、9ノットオーバーでとおり抜けた。

それからというもの、調子に乗り、潮岬までもクォーターリー、しかも潮岬から御前崎までも後ろからの風と波。

普段の回航は向い風と波にいじめられドスンドスンと波に叩かれるが、今回は時折サーフィングしながらのセーリング。
快適この上ない。

しかし、潮岬から御前崎までは、気が変になるほど退屈な航海。
相変わらず24時間以上360°水平線のみが見えるだけ。
本船も極端に少なく、ワッチ時にフネを見たのは2艇のみ。

出航から40時間ほどで御前崎を回航。
駿河湾に入ると波も風もおだやかになり、あと5時間、あと4時間、あと3時間とカウントダウンしながら清水港にバウを向ける。

予定よりも8時間も早く、清水港の一番奥まった真っ暗な「折戸マリーナ」の桟橋に着岸した。

今回の回航に要した費用。
燃料費、軽油210リッター。1リッターあたり2時間の航行計算。
食料費、3名3日分。約20,000円。飲料がメインにレトルト食品。
それに氷を24袋(買い占め)
クーラーボックスなどの備品に、約15,000円。
海図と入港案内冊子に15,000円。
スペアの燃料ポリタンクなどに10,000円。

艇の装備、航行備品
オートパイロット、GPS、海図、入港案内冊子、燃料120リッター。
コンパス、ジブファーラー、イージーバッグ。

それとビミニトップを新設。ビミニは夏には欠かせません。必要最低限と思われる装備です。

それにプラス、ガーミン製ハンディGPS、iPhoneに内蔵された地図(Google)
中でもオートパイロットは欠かすことができません。
ジブファーラーも重要なファクターのひとつです。

回航中(クルージング中)は可能な限り、コックピットから出ないのが安全です。
50センチ程度の波高でもデッキに立つのは勇気がいります。

今回の清水港(折戸マリーナ)には午後10時30分にアプローチ開始。
着岸までに約1時間。
海図、入港案内、GPSの3種類を見比べ、さらにiPhoneの内蔵GPS。
一番頼りになったのは、やはりiPhone。
このiPhoneは真っ暗で全く初めてのマリーナにでも難なく入港可能にしてくれるアイテムです。
ただ、陸地から20マイル離れた海や、携帯電話の「圏外」では使用不能。

To be continued

回航中の夕日とアルページュ。御前崎沖。