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2012
   
    2012年12月30日〜31日
2012年後半・・・
   
   
年末もそろそろ終わりに近付いた28日の早朝!
奄美大島の保安庁ではなく、今度は小豆島の海上保安庁からの電話。

「韓国人の乗ったヨット2隻が土庄(小豆島)に入港してきたが、入港申請がされていない、その上、日本の船舶免許も韓国の船舶免許も所持していない!」
「ヨットはBJPから購入したと言っている・・・!」
と、言った内容だった。

入港申請はエマージェンシーなどの理由で再申請すれば入港は可能になるが、免許を所持していないのはダメ!とのこと・・・

免許不携帯は当方ではどうしようもなく、保安庁さんにお任せすることに・・・

いやはや・・・今年はなんと海上保安庁さんのお世話になること3度め!
申し訳けのないことこの上ない・・・

さてさて、先日の沖縄訪問は、サワジ41の2艇と、オセアニス39、グランドバンクス42を2013年のために見学してきた。
オセアニス39はキャビン内部をリメイクし、2013年はじめには完成予定。
リギン類も新調されてる。

グランドバンクス42はいつも見かけるモデルではなく、めずらしくアフトキャビンがない・・・スポーツモデル。

沖縄から戻り、25フィートと27フィートのセーリングクルーザーの商談、45フィートのモータークルーザーと21フィートのセーリングクルーザーの契約が2012年最後になった。

21フィートのセーリングクルーザーは、レストアではないが、セイルの新調から艤装をバージョンアップし、完全シングルハンド仕様に仕立てあげます。

     
    2012年12月25日〜26日
ヤマハ30SII、台湾まで1500マイルのシングルハンド。Part 4
クリス、オンザロック!その後・・・
   
   
結局、クリスのヨットは荒天の中では救出の方法がなく、オンザロックのまま一夜を明けた。

画像のホテルサンセットリゾート前。

夜明けには、大波と強風で横たわったままの姿でヨットは岸近くまで打ち寄せられていた。

波がおさまるのを待ち、ホテルオーナーや地元の漁師さん、消防隊の協力で、漁船でヨットを一旦リーフ外まで引き出し、近くの漁港に曳航し、陸に揚げられたそうだ。

ヨットの現状は、ハルに2ケ所の穴、キールは口を開き、ラダーは破壊されており、クリス曰く修復不可能・・・

やはり、15メートル以上の風、波高5mの波では、30フィートクラスのヨットではコントロール出来なかったのですね。

そんなクリスは、ヨットを徳之島に残し、一路、ガールフレンドの待つ沖縄に向かったようです。

二人はきっとレイトクリスマスを楽しんでいるんでしょうね〜。

     
    2012年12月23日
ヤマハ30SII、台湾まで1500マイルのシングルハンド。Part 3
クリス、オンザロック!
   
   
3度めの知らせは、クリスからではなく第10管区海上保安庁からだった。

保安庁の制止もワタシのメールでの制止も聞かず、クリスは奄美大島・名瀬を23日の早朝に出航してしまっていた。

「ヨットが徳之島で暗礁に乗り上げているとの報告が入りました。クリスさんからそちらに連絡は入っていませんか?」
これが保安庁からの16時26分の第一報だった。

これは、奄美から徳之島に向かう巡視艇からの連絡で、海上は15m以上の風速、波高4〜5m。

1654、二度めの連絡。
1712、三度めは、徳之島の消防隊から・・・保護したとのこと。

どうやら、珊瑚に乗り上げてしまい、ヨットは45度ほど傾き、クリスは自力で岸まで泳ぎついた様子。

救助に向かってくれたのが、消防隊だった。

1950、巡視艇はヨットに近付くことさえ出来ないほどの大波・・・。

とにかく、クリスは無事との連絡が消防隊からあり、シャワーと着るものは準備してくれたそうだった。

さらに地元の方々の協力を得て、クリスはホテルの暖かい一室を与えられた。


     
    2012年12月22日
ヤマハ30SII、台湾まで1500マイルのシングルハンド。Part 2
   
   
今朝、クリスから2度目のメールが届いた。
1回目は、屋久島からのメールで、

It's a very nice place.
Warm and sunny with following winds for the afternoon sail south.

とあった。

心配していたが、意外に気楽にやっている感じだった。
しかし、今朝22日には、奄美大島の名瀬港に入港したとのメール。
どうやら荒天を避けるためと、エンジンのオーバーヒート、オートパイロットの故障?らしい?

オーバーヒートは直ったようだが(推測するにはボトムの吸水口にゴミでも貼り付いたのかもしれない)、オートパイロットは出航2日めにトラブってしまったようだ。

しかし、それ以上に大きな問題が発生していた。
西宮を出る時に税関には奄美大島に寄港する旨を申告していなかったため、当方に海上保安庁からと水上警察から連絡が入った。

まぁ、幸いにして、臨時申告し事なきを得たが・・・

問題がクリスはそんな心配よりも、クリスマスイヴに宜野湾マリーナでガールフレンドと会えないことの方が心配なようだ。

私はクリスの出航を9日に見送り、20日に神戸空港から那覇へ。
宜野湾1泊、その足(飛行機)で福岡で2泊・・・。
さらに福岡〜伊丹へ。

セーリングクルーザーと飛行機では移動時間の差がこんなにあるのかと、改めて実感!

しかし、到達の感動と経験は、B6やQ400のパッセンジャーシトでは味わうことが出来ない。
ヨットはそれほど価値のある乗り物なのかも知れない。


     
    2012年12月14日
ヤマハ30SII、台湾まで1500マイルのシングルハンド。
   
   
台湾に住むアメリカ人のクリスは、かなり大きな問題をいくつか抱えながら朝焼けの中、西宮を出航した。

大きな問題のNo1は、予定していたクルー2名が前日の夜になってのドタキャン!
一夜明け、かなり悩みに悩んだあげく、クリスはシングルハンドの航海を決意した。

もうひとつの問題は、日本語が全く話せないこと。

もうひとつは、通信手段はハンディVHFのみ。
PCは持っているが、Wi-Fiのみで自力での通信は不可・・・。

幸いにしてGPSと瀬戸内海の海図は前オーナーからの譲り受けがある。

まぁ、最悪の時は電話で通訳してもらえるだろうと、もしもの時に備えて、瀬戸内海に住む知人のカナディアンとアメリカンの電話番号を教えておいた。
もちろんコーストガードへの連絡方法も事前にメモを手渡している。

舫いを解いてから約24時間、上手く行けば今頃は松山沖を通過中?



そんなことを考えながら当のワタシは、Hayashi48を西宮から上架、メンテナンス、保管を兼ねて浜寺ボートさんまで4時間もかけて回航した。

4時間というのは、船底のバーナクルのため4ノットしか速力がなかったため。

ちなみに今回、アメリカ人から教わったイングリッシュは「Barnacle」「バーナクル」これ「フジツボ」の意味です。
     
    2012年12月10日
ヤマハ30SII、台湾に向けて出航準備中!
   
   
6日の夜6時前、西からの強風の中大阪北港YHを出て、西宮マリーナに回航した。

スプレイを散々浴びる覚悟だったが、意外にもスプレイを浴びたのはたった一度のみ。
俗に云うところの波叩きがなく、波高1m未萬だったが、かなりイイ感じで波を乗り越えていく。
もちろんこの時も機走のみだったが、以前に何度かセーリングした経験では、スピードもあり、ヤマハ艇の中でも5本の指に入るGood Design のヨットだと思う。

さて、翌朝には上架し、まずは船底を洗浄し、古い塗装を剥がし、プロペラシャフト、スクリューを磨きあげた。
作業はいつものオカダマリン(通称オカチャン)。
船底作業の合間にエンジン関係のチェックとオイル、パーツ交換。


ちなみに、ヤンマー2GMのパーツは新西宮YH近くにある「SEA POINT」さんで購入。
ここは、ヤンマー艇を扱うショップなので、パーツはいつも揃っています。
1GM、2GM、3GMはもとよりYAシリーズのパーツもそろうのがウレシイです。憧れの3YMエンジンも展示されています。

11日中には船底塗装とエンジン消耗部品の交換などなどすべてのメンテナンスを行います。

台湾までの約1500マイルが無事に航行できますように・・・。

     
    2012年12月6日
ジャノー、韓国に向け出航!
   
   
とにかく、いままで扱わせて頂いたヨットの中で一番問題の多かったJeanneau990 は整備に整備を重ね、ようやく自力で航行できるようになった。

しかし、西からの強風、瀬戸内海の全てが風速10m以上で波も1mを越えている。

まぁ・・・それにしても、この艇は問題が多く、よくこんな状態で乗り続けていたのかと目を疑 ってしまうほどの状態だった。

あえて、ここが悪いとかは記さないが、とにかくひどい状態だったことには間違いはない。
整備以前に、設計ミスや素材の劣化が目立った状態だった。

ここ最近、個人艇を売りに出されているが、まぁ整備がほとんどされておらず、エンジンが一発で始動しようものなら大拍手もので、バッテリー上がりは当然。

その上、一年、二年間は全くの不動で、船底、スクリューは貝の養殖場になり、舫ロープもカチカチになり、解くのも時間がかかる。

いわゆる放置艇。

キャビン内部も雨漏りがあっても無視状態。
湿気、カビ、木製品も無残な姿。不要な私物も至るところに放置され、まるでゴミ屋敷。

セールには水苔、その上ヨレヨレ。
新艇当時のままで一度も新調せず。
シート類も苔と劣化でカチカチ。

バブル期に輸入艇も含め大量に増えたセーリングクルーザーが、まさに先日のトンネル事故のように、劣化が始っているかのようだ。

さて、今日からヤマハ30SIIの台湾に向けての輸出手続きと上架、船底、エンジン整備にかかります。
幸いにして、この艇は整備されており、問題がなく引渡しが出来そうです。

     
    2012年12月3日
三たび福岡へ・・・
   
     
   
   
またまた、福岡。
今回はバンクーバー36feet。

本格外洋セーリングクルーザーの契約。

バンクーバー36のキャビンなどをチェックすると、作り上げの良さが実感できます。新オーナーは、これから更に改造、改良を重ねて行く予定で、仕上がれば、外洋に向かうようです。

この36は大阪に帰って名義変更を行う予定です。(名義変更はどの地域のJCIでも行えます)

そしてそして、もう1艇はかなりレーシング寄りのレースボート(ヨット)の新艇建造のためのミーティングです。
そのミーティングには、輸入販売元のTさんと地元のTクンと私の3名とクライアントさん。

かなりワクワクする内要です。

     
    2012年11月26日
トラブル発生!Part 3。その解決策
   
   
海苔網にキールを引っ掛けてのトラブルは、徐々に解決の方向に進んでいますが、早い解決策の方法は、やはりその場から逃げないことです。

よく、漁師さんから憤慨な請求をされたとかのウワサ話を耳にしますが、それはロープを勝手に切断したり、網を無理矢理破いたりするからで、ちゃんと保安庁などを通じて話し合えば、大きな問題にはなりません。

また、保安庁の現場検証や事情聴取も交通事故の処理と同じで、事故を起こした者の受けるべき責任と義務なので、それに応えなければなりません。


そんな日々の中、今年のボート、ヨットの売買志向が少し変わっていて、10月11月12月に集中し、ヨットは9艇、ボートは3艇の納艇があります(ありました)。

さらに・・・土曜日には伊勢・志摩に27フィートヨットの見学に・・・
クルマで往復、約6時間弱・・・

34年前に建造されたDUFOR27、かなりビンテージなヨットですが、キャビン内の木製品に大きなイタミもなく、エンジンも2GMに乗せ変えられ、磨き込めばかなりオシャレに乗れると感じました。

     
    2012年11月24日
トラブル発生!Part 2。
   
   
そんな訳で、小豆島は坂手港と土庄港に行ってきました。

そんな訳とは、先日、回航中に海苔網のロープにキールを引っ掛けてしまった事故の現場検証と保安庁での事情聴取のためです。

坂手港から、35m巡視艇PC91に乗せて頂き、現場の土庄沖まで(その船室でも簡単な事情聴取が行われます。)

現場に到着すると、インフレータブルボートが甲板からおろされ、今度はそれに乗り換え、アプローチしたブイから海苔網の黄色のライトを確認しました。

確かに、遠く離れた高松の街の灯りとオーバーラップして見にくいことは確かなことですが、やっぱり不注意が最大の原因なのは、言い訳のしようがありません。

再度、巡視艇に戻り、帰港しようと速力がアップしたところで、巡視艇は速度を大幅に落とし、停止。

カーテンが閉められた船室にいた私には何が起こっているのか理解できませんでしたが、船内が急に慌ただしくなり、ただ事ではない事は素人の私でさえ感じられました。

事件?事故?発生(発見)のようです!
カーテンを少し開け覗き込むと、そこはもう、映画「海猿」のような光景でした。

中略

我々、海で遊ばせてもらえるのは、自衛隊よりも警察よりも頼れるのは、やっぱり保安庁と改めて実感した瞬間です。

明けて、あくる日は朝一番から保安庁での事情聴取です。
幸い、午後1時には終わらせて頂き、その足で海苔網を管理する漁業組合にお詫びに伺いました。

結論。
夜間航行は可能な限りやめること。
どうしてもの場合には、精度の高いレーダーが必要です。

帰りのフェリーの待ち時間の間に、岡崎造船さんへ。
新しい37フィートが建造中で、ハルは完成し、バルクヘッドやアコモデーションを建造されていました。

そんな作業風景を見ると、岡崎艇の人気の秘密が理解できます。

PS
その小豆島への前日に990の修理(改良)のため鳴尾へ回航・・・
ヨーロッパ製の人気艇ですが、その造りはひどいものです〜

     
    2012年11月15日
30フィートシリーズ第4弾Part3。
   
     
   
15日はT-301の納艇です。
回航ではなく低床式トレーラーでの陸送です。

エンジンの消耗部品、オイル、オイルエレメント、オイル、Vベルト、インペラなどをすべておニューに交換。

セールドライブのジンク交換。
ハルとドッグハウスのバフ掛け、船底洗浄を終えトラックに積込み完了。

しかし・・・低床式トレーラーと云え、マストをドッグハウス上に積むと、どうしても高さ制限にひっかかり、サイドデッキに置き換えるも無理〜

ならばと・・・マストを一旦降ろし、考え抜いたあげく船台に抱かせなんとか輸送規定内に納めることが出来ました。

荷積み開始から約5時間。

トレーラーは午後8時に西宮を出発しました。

     
    2012年11月12日
30フィートシリーズ第4弾Part2。
   
   
ヤマハ30CIIの回航は、瀬戸内海アプローチを小豆島北部にコースを設定し、牛窓沖では日没。

少し強めの北からと北西の風、セールは夜のため視界確保のためメインセールのみ。ブローは時折20ノットを越え、波も瀬戸内にしては高く、艇は前後左右に揺れつづける。

22:00、小豆島東北部にさしかかる。

22:30、葛島から南下し、小豆島・小瀬と小豊島の間を通り、本船航路に合流しようとした矢先・・・

ビッグトラブル発生!

なんと・・・海苔網のロープに乗り上げてしまった!

この場所に海苔網が多いのは充分理解していたし、そのためボートスピードは2.5ノット程度に抑え、微速前進中。

オレンジ色のフラッシュも確認していたのだが、対岸の道路の灯と重なり、そのフラッシュが遠くに見えてしまったのが、事故原因。

全くの過失でした。

その海苔網ロープは、ラダーとスクリューの間に挟まり、自力では脱出不可能の判断で、3分後には118(海上保安庁)に救助を求めた。

11:00 巡視船PC91がサーチライトを照らしながら救助に、同時に海苔網の漁船2艇も来てくれ、そのロープを切断してて脱出できた。

詳細は後日報告。


そんな回航の間に、西宮ではT-301のセールドライブのジンク交換やハルのバフ掛けが進み、納艇の準備を進めていました。
     
    2012年11月9日
30フィートシリーズ第4弾。
   
   
ヤマハ30CIIの納艇です。
場所を一旦、西宮マリーナに移動させ、そこで燃料給油、清水補給。

離岸前の潮待ちの間に韓国輸出のための税関検査を済ませた。

午前11時ちょうどに舫いを解いた。

風はないが港内でメインセールだけを揚げ、一路明石海峡を目指した。

初航海のセーラーの西宮〜広島までのイベントは、まずは明石大橋をくぐる事から始る。

次は、播磨の島々の風景。
そして瀬戸大橋。来島海峡。音戸の瀬戸。

エンジンも快調で、スタートから3時間30分で明石海峡大橋はなんの問題もなく通過し、小豆島北部を目指した。


     
    2012年11月9日
30フィートシリーズ第3弾。
   
   
大阪・北港ヨットハーバーで上架、船底塗装、ハル磨き、エンジン回りの整備、キャビン内部の清掃とトイレ修理を終えたヤマハ30C2は9日の納艇のため、テストランも兼ねて西宮マリーナに移動しました。

距離は僅かなのですが、機走のみで90分近くかかります。
しかも白波が立つほどの風。
湾内の奥まったところでもスプレイが数秒に一度襲ってきます。
もちろん無事到着。

そのY-30C2と同時平行で、西宮マリーナで上架しているT-301もエンジン消耗備品、その他もろもろのパーツを発注し、作業可能な部分から徐々にメンテナンスをはじめています。

もちろん船底からはじまりハルの黄ばみとり、船名ハガシ、バフ掛け、エンジン整備、ジンク交換などなど・・・は当然に加え、この艇にはエアコン(クーラー)が装備されています。
マリンエアコンではなく一般家庭用でもなくDaikin製のスポットクーラーです。

通常は陸電で稼動させるのですが、新しいオーナーの希望で航行中にもクーラーを稼動させたいとの希望に応えるため、整備に入る前からメカニックのオカチャンはKマリンさんのアドバイスを仰ぎながら悩んでいます〜

     
    2012年11月5日
30フィートシリーズ第2弾。
   
   
昨日5日、福岡から出航した31Sは釜山に到着との連絡。

一方、大阪北港YHで30CIIを上架し、船底塗装、ペラクリン、ジンク交換、旧船名ハガシ、ハル磨き、デッキ洗浄、エンジン整備、キャビン内部の清掃に取りかかりました。

もちろん船底やハルに時間がかかるのは当然ですが、キャビン内の片付けに時間を要します。

とにかく、前オーナーのいらなくなった私物が、キャビン内部のあちこちに散乱しており、それを取り出すだけでも半日はかかり、そのゴミの量は、少ないものでも軽トラック1台分はあります。

まぁ、それはさておき、8日木曜日までにはすべてを仕上げ、金曜日朝には出航予定です。

     
    2012年11月3日
30フィートシリーズ。
   
   
10月に入って立続けに30フィートクラスの問い合わせが入り、まず最初はヤマハ30SII、続いてヤマハ30CII、31S、T-301と月を跨いで30CRSの順。

納艇は31Sが一番最初で福岡から韓国へ。
そして今、30CIIとT-301の納艇前の整備にかかりました。

まず、JCIで名義変更、上架、船底洗浄と塗装、ペラクリン、ジンク交換。
エンジン整備、消耗備品交換、オイル交換、キャビン清掃、水まわりの点検修理とここまでは通常の納艇パターン。

リクエストがあればニス塗り作業なども行います。

残されているのは30SIIですが、これはマレーシア船籍を取得中のため少し時間がかかっています。

あと、30CRSは只今、商談中です。

さらに、昨日ジャノー(ジャヌー)990が陸送で運ばれてきました。
水曜日にはT-301のマスト倒しとジャノーのマスト起てを同時に行います。

     
    2012年10月18日
福岡・マリノアと周辺。
   
   
福岡。
この日はYamaha31の納艇とその海外輸出のため。
いつもどうり、領事館と税関に足を運ぶ。

博多にある韓国領事館の建物は大阪や神戸とは違いすごくりっぱなのには驚かされた。
まるで宮殿の感じで、入口にはゲートがあり、まずそこで入館申し込み書類を提出しなければならない上に仮船籍書類申請、許可にもすごく時間がかかった。

さらに、税関も大阪、神戸と全く規模とシステムが違い、かなり戸惑いながらの手続きを済ませた。
なんでも・・・福岡には毎日のように大勢の外国人が訪れ、その対応のために追われているそうだ。

もはや経済的に見ても、街のスケールも、福岡は関西を遥かに越えていると感じさせられた。

さて、今回の移動は往路はCRJ(カナディア・リージョナル・ジェット)に乗りたいがために、1便遅らせてのフライト。
こちらはプロペラがなく、機体後部の2発のエンジンとナローボディが特徴で、キャビンはさすがに狭い。
復路はオールドモデルの737-200。

インターナショナルと違って、ドメスティックエアラインの旅ではいろんな
飛行機に乗れるのも楽しみです。

     
    2012年10月24日
マストチューニング。
   
   
クラブレース向けの初歩的なマストチューニング方法です。

まず、マスト下(ブーム上)からグルーブに目を当てるようにしてマストトップを見上げてください。

グルーブが真直ぐであれば問題はないのですが、S字や斜になっていると問題ありです。

そんな場合はサイドステイを手でひっぱりながら、グルーブを見上げてみれば、どのサイドステイを締めれば(緩めれば)良いかが理解できます。

さらに、マストがキールと一直線上に真直ぐ起っているかも問題です。
海上で行う場合は、キールとの比較が出来ないので、メインハリヤードを使って、サイドのガンネル部分等で左右の傾きを見ます。
プロダクション艇では多少の誤差はありますが、可能な限り真直ぐに起てておくべきです。

上架した時に画像のようにキールの一直線にマストが起っていれば問題ありません。(現時点で多少の誤差があります)

陸上である程度のチューニングが出来たら、次はセーリングしながらの細かいチューニングを行います。

ポートサイド、スターボードサイドとタックを繰返しながら、根気よく行えばポート、スタボの帆走性能が一致し、データを蓄積し更に細かくチューニングすれば、ボートスピードはアップします。

これは、クラブレースのみならず、クルージング艇にも必要なチューニングです

     
    2012年10月20日
中之島GATE。
   
   
中之島GATE、大阪の話です。

10月13日から21日までの9日間、社会実験として行政が企画した実験イベント。
なにやら相変わらずの大袈裟なカッコ良さそうなキャッチコピーでしたが・・・

「海からのゲ−ト空間」とかボート、ヨットでの来場歓迎!みたいなこともあり、秋晴れの20日土曜日の午後、メイン会場らしき、中央卸売市場前特設船着場を覗いてみました。

その自慢げな船着場は画像のとおり・・・お粗末な浮き桟橋です。
これでは30フィートクラスの係留は不可能?

偶然来場されたボートも着岸を諦め、Uターン・・・。

もちろんイベント会場の来場者も数人・・・

まぁ、こんなもんでしょうと、滞在時間は5分。


   

    2012年10月12日
なつかしいヤマハ21C・・・。
   
 
秋晴れの今日、ヤマハ21C、Takai 301の2艇をチェックしてきました。
と、いうのは購入希望の方の見学があるための再確認です。

エンジンが始動可能か?他に異常はないか?などなど・・・

Takai 301はまだ現役艇なのでほとんど心配はないのですが、ヤマハ21Cはオーナーの手から離れて1年以上になるので、エンジンの始動、キャビン内の換気、デッキやシート類の洗浄など、けっこうやらなければならないチェック事項があります。

この1週間、ハッチを開けておいたのでキャビンはすっかりドライになりました。


     
    2012年9月23日
大阪湾クルージング。
   
     
   
     
   
   
自艇を手に入れてから1年と少し、はじめてまる1日をかけたクルージングに出かけました。

場所は、淡路島・翼港。
ウェスティンホテルがあるところです。

大阪湾内に保管している、ボートやヨットは必ず一度は訪れる20マイルちょっとのショートクルージングコースです。

午前7時、マリーナ集合、07:30に舫いを解くが、この時点で予報どおりの大雨。しかし決行!

昼頃まで続くと予想された雨は1時間ほどで小雨になり、2時間以内にすっかり上がった。

西宮港から神戸港沖を目指す。
そこから260°に転身。

風はほとんどなく、波もなく、メインセールを揚げもちろん機走。

予定時刻の11:30に翼港に着岸。
ウエスティンでバイキングランチを食べる。
これもお決まりのコース。

その頃、空には真っ青な青空が広がって来ていた。

桟橋には、数艇のボートとヨットが舫われ、初秋のクルージングを楽しんでいる。

14:00離岸。

明石海峡から吹き抜ける風が海面を揺らしている。
メイン、ジブアップ。

少しの時をセーリングで過ごすが、須磨沖では再び風がなくなり、再びの機走・・・・・


西宮沖に差し掛かったところで日没になり、マリーナへのアプローチは18:30。

往復で11時間のコース。


     
    2012年9月13日
独り着岸。
   
   
このごろ、何度か独りでセーリング(正式にはセーリングではなく機走。たまにジブを展開することもあります)に出ることが増えはじめ、当然、一人で着岸しなければならないワケです。

強い横風の時は、もう必死の思いで横流れを考え、神に祈る気持ちで桟橋にアプローチします・・・


まず、桟橋の遥か手前でフェンダーを取り付け、次にビームの最大幅付近に舫いロープを縛っておきます。(チェーンプレートでも可能)

この長さが重要で、桟橋のクリートと艇との長さ、隣の艇にぶつからない長さ、さらにバウがぶつからない長さにあらかじめ調整してあります。
さらに、桟橋に降りてからアセらないように、クリートに簡単に掛けられるように輪を作ってあります。

それと、長めのバウラインを降口付近にまで延ばし、先ほどのロープと2本同時に持てるように並べライフラインに掛けておきます。

さぁ、桟橋へのファイナルアプローチです。
超デッドスロー(状況によって完全ニュートラル)で方向を定めます。
風速によって、速度を調節しますが、これは何度も失敗しながら経験するしか方法がありません。

桟橋にアプローチし、桟橋に差し掛かり、平行になった時点では、ほぼ停止しています。

すばやく2本のロープを持ち、ライフラインに捕まりながら艇を引き寄せる感じで後ろ向きに桟橋に降ります。
まずは、クリートに輪の付いたロープを掛けると、もう安心で、艇は多少動きますが、そののロープ1本でどこにもぶつかる事はありません。

もう1本のバウラインも決して離さず、ゆっくりクリートしてやれば完璧です。

決して飛び下りてはイケません。
足の骨を折るか、勢い余って落水するかも知れませんので・・・

アプローチに失敗した場合は、何度でもやり直せばイイのですから・・・。

     
    2012年9月6日
漁船とフィッシングボート。
   
   
漁船とフィッシングボートとは、魚を釣る行為は同じなのですが、艇本体の設計や仕様は全く異なります。

フィッシングボートからボートフィッシングを始めた方でも、極めれば最終的に漁船をチョイスされるようです。

フィッシングも出来て・・・たまにはクルージングもできれば・・・
などと云う考えは一切なく100%以上釣りオンリーで、しかも何を釣るかによってもその仕様は全く異なります。

現に、日本海と瀬戸内、大平洋では魚の種類も違い、釣り方も全く異なるので、一見、同じように見える「漁船」でもそれぞれ全く異なるフネに仕上がっています。

9月6日、この日その漁船ヤンマーDE34の試乗に同行させて頂きました。
それは、今までのプレジャーボートやセーリングクルーザーのものとは全く異なり、異次元の世界でした。

その日の午後、トロフィーの出航を見送りました。
こちらは、漁船とは違いカジキなども狙えるスポーツフィッシャーです。

     
    2012年9月2日
機走。
   
   
ヤマハ25マイレディの名義変更を終え、エンジンの不具合もやはりオイルの入れ過ぎが原因だったようで、まずは一安心です。

さてはともあれ、夏のシーズンの西宮は毎年のことですが、フジツボが異常なまでに船底に付着します。

船底塗装後にでも僅か一週間で小さなプツプツが出来はじめます。
少しでも軽減させるために、最低、週に一度は機送のみで走る必要があります。

こうするだけで、船底、シャフト、ペラへのフジツボ付着が軽減されます。

こう思えば、琵琶湖の淡水、しかも上架保管がいかに楽だったかと・・・

     
    2012年8月28日
ヤマハ30C。
   
   
ヤマハ30CIIを見て来ました。
初年度登録が、昭和63年、1987年ですから25年になります。

しかし、キャビン内の木製品はかなりキレイに保たれています。
さすが、クッションには経年劣化と使用感はありますが・・・

この頃に建造された、このクラスの艇のバウスペースは、ほとんどの艇がセールロッカーになり、いわゆるバウバースがありません。
以前はジブファーラーの類いがほとんどなく、ジブセールだけでも最低3種類が搭載され、さらにスピンネーカーとどうしてもセールロッカーが必要だったからなのでしょう。

そして、ヤンマー2GM20の始動を試みますと、なんなく一発で掛かりました。
船底も含め、25年を経た今でもチャンとメンテナンスされている艇は心地よいものです。

     
    2012年8月25日
ヤマハ25マイレディの上架とエンジントラブル。
   
   
25日、土曜日のこと。
マイレディの船底洗浄のため、今津PBCに回航しようとしたその時。

「エンジンが掛からない!」の声。

考えられる要素をすべてチェックしてもらうが、解決しない!???

アイドリングでは掛かるのだが、スロットルをあげるとストールしてしまう。

とおりかかった石垣マリンさんに診断してもらうと「オイルの入過ぎ?」
実際には、あらゆる箇所を診断してもらっての結果です・・・

その症状と云えば「もの凄い白煙」と「オイル混じりの真っ黒な排水」

なんと最後には、エンジンが超高回転し、燃料カッターを引いても止まらず、デコンプでようやく停止することができた。

これは、オイルが燃焼したかめかも?です。

オイルを抜き、再始動すると通常に戻りましたが・・・

オイル注入量にはくれぐれもご注意を!

     
    2012年8月20日
泉佐野漁港。
   
   
大阪湾、関西国際空港の対岸に位置する泉佐野漁港内に大小合わせて数十を有するヨットクラブがあります。

そのクラブ艇の稼働率もよく、この日も数艇がセーリングに出かけていましたが、そのほとんどはシングルハンドか、女性同伴のショートハンド。

また、舫いをとかずともキャビンやデッキで過ごす艇と、今様のヨッティングライフを楽しんでいる姿を楽しめた。

さてこの日は、海のロールスロイスと呼ばれる名艇や、ヤマハの超人気モデルを見学させて頂いた。

ヤマハの人気モデルとは、30CRSで31EXの前身モデル。

キャビンレイアウトはほぼ同じで、ドッグハウス形状とスターンの形状が異なっている。

個人的に、この艇には大好きな艇で、思い出も多くあり、瀬戸内海クルージングやキャビン内での寝泊まり、淡輪21世紀カップや西宮マリンカーニバルなどにも出場し、そこそこの成績を納めることが出来た。

そのころのレース参加艇は100艇を越え、前夜祭やパーティには数百人が集まっていた。

思い起こせばあの頃が日本のヨットの最盛期だったのかと・・・

CRSに出会うたびに、あの頃のヨッティングライフが思い出せます。

     
    2012年8月15日
オーバーヒートの原因。
   
   
先日、3GMのオーバーヒートの原因は予想通りすごくカンタンなことが原因でした。

やはり、西宮マリーナのスタッフさんの読みどおり、冷却水の吸水側に問題ありで、その前兆はアイドリング時に「白煙」が少し目立ちはじめ、次に「排水量」が少なくなりはじめていたこと。

これは、決定的なものでなく、徐々に進化していたので「ちょっとおかしい?」で様子をみていたのと、アイドリングや2000回転以内のスロー走行の場合では冷却水が足りており、2500回転以上になると冷却水が不足してしまいオーバーヒートしてしまうことが結果でした。

「ピーーーーー」と云う警告音でエンジンを止め、メインセールは揚げずにジブファーラーのみを展開し、舵を「海ガール」に託し、その間にフェンダー、舫いロープを準備し、堕力で着岸できるすぐ手前までセーリング。

この3年の間に二度目のセーリングでの着岸に成功しました。
もちろん、桟橋ではマリーナのスタッフさんがサポートしてくれていたのは云うまでもありませんが・・・

その後、上架し、船底からの洗浄と、海水フィルターをバラしてもらうと、パイプとフィルターのジョイント部分に細かく割れたフジツボの残骸が付着していました。

結果が解ればカンタンなことなのですが・・・
それと、セーリングのみの着岸も一度は練習の必要アリかとも思いますね〜


     
    2012年8月6日
韓国のヨット免許。
   
   
以前のブログにも記したことがあるが改めて・・・。

先月末から、韓国のヨットの教習艇に使用するためのセーリングクルーザーの見学に出かけていました。

その教習艇の条件は、30フィートで2GM以上のエンジンが搭載されていること。

以前勧めたのは、ヤマハ31Sであったが、今回はもう少し価格が安いことも条件に入っていたので、同じヤマハの30S2を推薦した。

31Sと同じで、コックッピットが広く操作性も良く教習艇にはもってこいの艇である。

ところで・・・
日本では船舶免許はモーターボートのみの知識だけで免許取得ができるが、韓国ではモーターボートとヨットは全く別のものとして考えられている。(当然!)

そのために教習艇として30フィートクラスのセーリングクルーザーが必要になっている。

     
    2012年7月15日
ビアンカ出航。
   
   
ビアンカ コマンダーのシートライアルに出かけました。

この日の西宮は風速8m以上で、防波堤内には白波が目立っていた。

メインセールは比較的小さいが、ワンポイントリーフにジブは135%(おそらく)に展開。

ヒール角は10度から15度で快走した。


第一印象は、建造年から想像するより遥かに高性能なポテンシャルを持っているように感じた。

国産同サイズのスカンピやピーターソンなどと比較しても全く遜色はなくビアンカ コマンダーの持つバルブキールのせいなのか、上り角度も良い上、リーウェイが少なく思えた。

2時間ほどのセーリングを終え、再びマリーナに戻り、予定時刻深夜24時の回航に備えた。

気象予報では、大阪湾のこの夜の風向、風速は変わることなく、西宮から友が島水道までは南の風8m前後を示している。

回航と云えば必ず決まっての向い風。
これは、どんな艇であれ、誰がのろうと同じようだ・・・

結局予定より2時間早く、新オーナーと友人2名は、45マイル先の和歌山を目指し舫いを解いた。

・・・・・・・・・・・・
10間後、7月16日「海の日」無事到着。

     
    2012年7月13日
Trophyの上架。
   
     
   
   
Trophy2802を上架した。

1996年モデルのこのTrophyは、Baylinerの傘下にあったが、今は「Trophy社」として独立している。

独立といってもBaylinerやSeaRayと同じように、あのボーリングで名高いBRUNSWICK社の傘下に置かれている。

その傘下には、SeaRayやBayliner以外にCABOやHatteras、Triton、Bella、Boston Whaler、またMERCURYなどなど30数社があり、変わり種ではQUICKSILVER Boatもそのひとつである。

日本国内の輸入元は、この傘下のブランドを個々に扱いBaylinerは行徳マリンと高松マリーナが受け持ち、SeaRay、HatterasはアインスAリゾートが行っている。

本来この2802には当然、同傘下のMERCURYエンジンがチョイスされているが、この艇にはYAMAHA 4ストローク150hpに変更されている。

その主だった利点は、とにかく静粛性に優れ、軽量、燃費も向上するのは当然のこと、MERCURYの225hpとパワー比較しても全く遜色は感じられないとの、前オーナーの意見。

上架の理由は、船底チェックはもちろん、キャビン内やストレージを徹底的にチェック、清掃とハルのリメイクを行う予定です。

     
    2012年7月12日
エアコンのガス補給。
   
   
どうもこの前から、エアコンの調子が悪く、冷えない?ので、マリンエアコン専門の業者さんに来てもらいました。

するといきなり!「コンデンサー回ってないですよ!」の秒殺。

「あれ〜〜〜?」
クラッチが入ると、エンジン音が変化するくらいは、分かっているが、エアコンの調子が悪くなったので、こっちのアタマもおかしくなったのか?そんなカンタンな事が見えなくなってしまう。

先日の扇風機事件もそうだった・・・

そのたびに回りの方に迷惑を掛けてしまうのです。

コンデンサーが回っていない理由は、Vベルトが切れてしまっていたこと。
そのついでに、ガスを補給してもらい、扇風機と併用すれば、涼しいキャビンライフが過ごせます!

この艇のエアコンは、マリンエアコンでもなく家庭用エアコンでもなく、クルマと同じタイプのモノ。

ヤンマー3GMに取り付けられています。

     
    2012年7月8日〜12日
納艇前のチェック
   
   
ビアンカの納艇前のチェックを行いました。

場所は西宮マリーナで整備してくれるのはスッタッフのKちゃん・・・

まずは、旧船名ハガシ、これがけっこう時間がかかります〜
ハルにキズを付けないようにツメでコツコツと剥がしていきます。

幸いにして今は暖かいのでドライヤーやヒートガンを使うことがありませんが、やはりコツコツとやるしか方法がありません。

大昔はペンキで描かれていましたが、最近はカッティングシートが貼られています。

しかし、そのカッティングシートにもさまざまな種類があって、糊が残ってしまうもの、シートそのものが1ミリ単位でちぎれてしまうもの・・・糊も残らず一気に剥がれるものと様々です。

今回のシートは簡単に剥がれるが、糊が残ってしまうタイプです。
残った糊はアセトンでコツコツ拭き取っていくと云う根気のいる作業です。

そして・・・
エンジン始動を試みたところバッテリー容量がなく他のバッテリーをつなぎ始動しました。

しかし・・・掛かったのはイイのですが、冷却水の出が悪いのに気付き(気付いてくれ)吸水口チェックのために上架!

上架は船底チェックと洗浄のため予定に入っていたのですが、即、上架することに・・・。

吸水口には異常なし!
インペラもバラすが問題なし!
次にミキシングエルボーを大苦戦の上取り外し、チェックすると全く水が通らない?

原因が解ったところでパーツオーダー。
完成は次回持ち越しです。

もちろん、その間に船底洗浄は行いました。

PS
7月9日
新しいミキシングエルボーを入手、即、Kチャン(今回大活躍!)が組み込みしてくれ、陸上でのテストを完了。

今回も、いろんな方にお世話になっています。
Special Thanksです。
いつものHヨットさん、カワイマリンさん。

 
     
    2012年6月30日
ランニングバックステイ
   
   
ここ最近、ランニングバックステイ付のレースボート(レースヨット)に縁がある。

近年のレースボートにはランニングバックステイ(通称ランナー)のない艇がほとんどのようだが、以前のレースボートには必ず装備され、それがかえってカッコ良く見えていた。

ランナーがあるとシングルハンドでは、タッキングやジャイビングには少々扱いにくいが、ヘルムスマン、メイントリマー、ジブトリマー役が3名乗船していれば、なんの問題もない。

しかしなぜか?・・・ランナー付のレースボートに乗ったことのないセーラーたちが、どこかのポンツーンスズメに聞いてきたのか「ランナーねぇ〜あれはアカン」と、さも自慢げに話すもので・・・
ランナーは難しい!危ない!などなどの伝説が作られてしまったようだ。

現に、ワタシはランナー付のレースボートを過去5〜6年の間に2艇所有し、各地を転戦していたが、一度たりとマストを折った経験はないし、危ない!と思ったこともない。

真のセールトリムを望むならランニングバックステイが必要不可欠なギアと思うのですが・・・。
まぁクルマに例えるなら、オートマチックとマニュアルミッションのようなものでしょうか?

     
    2012年6月24日
自艇整備
 
   
陸電コードが設置されたのは、もう1ケ月前になるのですが・・・
ようやく、その陸電の活用方法を見い出しました。

と、いうのは・・・AC電気がキャビン内部まできているのですが、キャビンライトをはじめ、冷蔵庫、温水器などなどの電気はすべてDCでないと動かすことが出来ず、そこで近辺の方々のアドバイスを貰いながら、一番カンタンにキャビンライトなどを使えるようにするには、ACコンセントからバッテリーチャージャーで充電しながらDCを使用する方法に決定しました。

その実験を最近ちょくちょく行い、なんの問題もなく、長時間冷蔵庫をつけっぱなしにし、温水器も稼動できることを確認しました。

これで、キャビンライフも充実できます。

その上、i PadでTVを見ることもOK。しかし、TVチューナーの感度がわるく、画像も悪いのが欠点です。

また、暑い日には、エンジンを掛けてのエアコンも可能ですが・・・
少々エンジンノイズがうるさいのが最大の欠点ですので、扇風機にたよることにしようと思っています。

PS
最低一週間に一度は、ビルジに溜った雨水を完全ドライになるまで取り払っています。
オートビルジポンプでは排出不可能なので、手動ポンプでバケツにくみ出し、最後はウエスに染み込ませて完全にドライにしています。

雨漏りは完全に止まりましたが、どうしてもスルーマストから雨が入ってくるのです〜
大雨の後はバケツに2杯近くたまっています。

     
    2012年6月11日
和歌山・琴の浦・・・冷水浦
   
   
久しぶりに和歌山方面へ・・・

冷水浦(しみずと読みます)の和歌山マリンサービスさんにあるボートの見学と、和歌山マリーナシティ近くの琴の浦に係留されたノラ21を見学。

どちらも静かな入り江にあり、西宮と違って海の色がキレイです。
この時期の西宮の海の色は茶色ですが、和歌山まで来ると緑がかった青になります。

いずれにせよ、のどかです。

ただ琴の浦に係留されたフネに乗り込むにはかなり勇気が必要で、岸壁に垂直に張り付いたハシゴを降り、そのハシゴからテンダーボートに乗り移り、そこからテンダーボートを桟橋がわりにして乗り込まなければなりません・・・。

そんなワケでノラ21は岸壁からの見学にとどまりました。

     
    2012年6月1日
ビアンカ コマンダー31
   
   
かなり珍しいセーリングクルーザーです。
おそらく、日本国内で数艇あるかないか?

建造は1965年ほどから1976年の間にデンマークで建造されていた艇の1艇です。

建造所は地図で云えばドイツのキールの北、フュン島の南に位置する小さな街。

ネーミングのBiancaは社名、Commanderは艇種名です。

さて、この艇の状態は俗に云う、かなり手が入っています。
ハル、デッキ、コックピット、エンジン、キャビン、航海計器などなど・・・

まさに、ビンテージもの、粋な大人のヨット(男の小道具)です。

     
    2012年5月30日
I phone/I pad2を搭載する。Part2
   
 


I pad2 購入!
やっぱりどうしてもi pad2が欲しくなり、大手家電店とSoftBankの2件を回り、 結局SoftBankでi pad2を購入、iTunesかから購入済のAppをダウンロードし、Sailingバージョンに仕上げました。

主なAppは「NAVIONICS」「海の地図ナビ」「ShoreMate」「コンパス」「Maritime」「WindSpeed」「SailRaceTimer」「WindSpeed」
「SailingSpeed」などなど10種類以上。

それに、潮流、気象情報、海上保安庁などのサイトをブックマーク保存しています。

ついでに、キャビンライフ用にTVチューナーも揃えましたが、一番と云って良いくらい大事なのは「防水」と「本体の保護」なので、ネットで防水ケースを購入。
これでコックピット持ち出しOKです。

反射防止フィルムで対応していますが、太陽の下ではかなり見にくいのが難点です・・・

     
    2012年5月21日
I phone/I padを搭載する。
   
   
もうすでに、i phoneやi padなどのスマートフォンをセーリングやボーティング時に使用されている方も多いと思いますが、またまた改めてアプリを紹介。

今回はSAILING SPEED・・・・・
GPS機能を使用し、対地速度と方位を瞬時に計測してくれる優れモノです。これがあればワザワザボトムに穴を開け、センサーを入れメーターを設置する必要が全くありません。
自艇にはもともと、スピード計が装備されていましたが、最近は全く使用せず、もっぱらほとんどの機能をi phoneで済ませています。

GPSは以前紹介した「NAVIONICS」を活用、沖縄、広島からの回航もコレを使用したほどです。
が、しかし、「NAVIONICS」のアプリがなぜかASIA エリアが無くなっています???

他には「海の地図ナビ」も使えます。

そんなワケで・・・自艇もi phoneからi padに機種変更と考え中です。

     
    2012年5月18日
アンカーローラーブラケットを磨く。
   
   
ことのついでに、パルピット、スタンションは後回しにして、ハッチ、ジブファーラー、クリート、フェアリーダー、アンカーローラー(ブラケット)などなど、デッキ上の金属パーツを磨くことに・・・

まず最初に行ったのは、バウアンカーローラー部分のブラケット?
から開始した。

材質はアルミ製、輝きはもちろん全くなく表面はネズミ色のアルマイト色に加えて、一部は腐食寸前・・・

まず、市販のコンパウンドで磨きはじめたが、5回、10回と磨いてもなかなか輝きが戻らない・・・

思いきって、水ペーパー240番(西宮マリーナのスタッフさんのアドバイスで、水ではなくCRCを吹きつけながら)磨くとアッサリ腐食やキズが消えたが、ここから更にペーパーのキズを取り除くために中目のコンパウンドで数度手作業で磨き、最後に新しいウエスで磨きながら拭き取っていくと、ようやくアルミホイール(クルマの)のバフ掛けに近い輝きが出始めた。

この間、約3時間・・・

ヨット、ボートも含めてメンテナンスには根気と忍耐力がかなり必要だと改めて感じさせられています・・・

     
    2012年5月16日
モーターセーラーのコックピット。
   
   
本日、じっくり「マスコット33モーターセーラー」を見て来ました。

通常のヨット(セーリングクルーザー)との大きな違いはエンジンの大きさとコックピット(操縦席)が2つあること。

まず、キャビン内でのラットステアリングで操縦が可能で、雨、スプレイをかぶることがなく、天気の良い日はデッキ上でティラーを握れることが、通常のセーリングクルーザーと大きな違いがある。

このマスコット33の搭載エンジンはVOLVO 2030ターボパワーで最高出力36馬力を発している。

同型艇のセーリングクルーザーだとせいぜい30馬力程度。

キャビンアコモデーションに関して云うと、さほど通常のヨットとは変わりない。

この手のモーターセーラーを好む方は、やはり速度なのだろうか?
ワタシも何度かモーターセーラーを体験しているが、ステアリングを握ると、やはりスピードを重視してしまう。

が、しかし・・・
モーターボートほどのスピードは期待できず、せいぜい8ノット程度である、念のため・・・

     
    2012年4月30日
バフを掛ける!。
   
   
ゴールデンウィーク中にデッキのバフ掛けをすることに・・・

少しだけ計画していた「関空一周レース」にエントリーはあっさり諦めたのと、他にクルージングも行く予定がないので、デッキのバフ掛けに専念することに・・・

コックピットやドッグハウスの側面のゲルコートが、すっかり艶がなくなり白い粉状になりはじめたので、思いきってバフ掛けをすることにした。

まず、ポリッシャー(研摩機)と3M製コンパウンド(細目)をマリーナで借り、手法レクチャーを受け、昨日からスタートしました。

正直・・・かなりしんどいです〜

コックピットを含めたアッパーデッキは凹凸がたくさんある上、カムクリートやブロック、ウインチ、ロープ類などなどがあり、なかなかスムーズに作業がはかどりません・・・

今日で2日め・・・ようやくコックピット内のみですがバフ掛けの荒仕上げ終了!

あとポリッシャーの入らない部分を手で磨きます・・・

     
    2012年4月27日
コロンビア45の移動。
   
   
大阪・北加賀屋、木津川河口にあるSOLT MOONさんから西宮ボートパークに「コロンビア45」を移動させました。

回航前にはミズノマリンさんにも来ていただき、エンジンチェック。
晴天の日和になんなく完了!

午後からは香炉園浜前をボートで散策・・・

次に、西宮〜福岡までの回航スケジュールのミーティング・・・

心地よい1日でした・・・

     
    2012年4月26日
定期検査。
   
   
本日、定期検査を受けました。
兵庫県下西宮地区は木曜日が検査日です。

仕様は沿岸5海里水域を取得・・・すなわち日本一周が可能な基準です。
日本一周と云っても・・・沖縄には行く事ができません。

西宮から沖縄に行くためには「沿海」を取得しなければいけません。

「限定沿海」「沿岸5海里」「沿海」「近海」など航行区域によって安全備品が少しずつ異なります。
かなりややこっしいです・・・

装備は艇の大きさによっても異なります。

で、航海灯点灯確認、エンジン始動とエンジン状態チェック、ハッチの水密性、ビルジ溜りチェック、プロパンガス、コンロチェック、安全備品チェック、海図チェックなどなど・・・
もちろん事前に西宮マリーナさんで準備をしてくれていたので・・・すべてなんなく合格!

28日土曜日には新しい検査証書が届けられます〜

     
    2012年4月20日
プロパンガスのリークテスト。
   
   
検査が近付いたので、プロパンガスのリークテストを行いました。

検査はJCI認定のガス屋さんが艇に設置されたボンベからコンロまでのガス漏れをチェックしてくれます。

問題がなければ検査そのものはカンタンです。
今回は、5kの期限切れのボンベを2kに交換・・・つけっぱなしで約120時間は持つとのこと。
ついでに古くなったレギュレターも交換。
ボンベ、レギュレター、検査費用も含めて3万円以下で完了!

来週は本検査です。

※プロパンガス搭載艇は事前にプロパンガス検査が必要です。

PS:定期検査前に、安全備品、航海灯のチェックを行ったところ、マストトップ灯が点灯せず、またまたマストに上ってもらうことに・・・
が、しかし原因は接触不良!?
で。点灯しました!

     
    2012年4月18日
LifeSling(ライフスリング)装備!。
   
   
ずっと欲しかった「BALTIC」製のLifeSlingの新製品をゲット!
早速・・・スターンパルピットに取付けました!

LifeSlingとは、落水者を救助するための浮力体で浮輪とは少し異なります。

図のように、自力で艇に上がれない落水者を艇に引き寄せ、引き上げるためのモノです。
船舶検査に必要な安全備品ではありませんが、万一を考慮して装備しておく備品のひとつと思います。

     
    2012年4月14日
フィッシングボートの回航とセーリング。
   
   
14日は姫路から西宮までを28フィートのフィッシングボートの回航の見送りに・・・

15日は自艇の整備(リメイク)がほとんど完了したのと、新しいセイルが届いてから初めてのセーリングに出かけました。

購入後、共同オーナー全員が揃ったのは初めて?
ゲストを混じえて春風の中出掛けました。

微風です〜。

この日は暖かく西宮沖は数艇のクルージング艇、大学生のヨットたち、またKYCのIRCレースも行われていたので、いろんな種類のヨットが行き交っていました。

そして、16日(月)朝10:00に済洲島に向けN340が出航しました。

さぁ・・・もうすぐゴールデンウィークですね〜

     
    2012年4月10日
N340のシートライアル。
   
   
N340、日本ノーティック建造の純クルージングヨット。
帆走性能は度外視しているが、その分居住空間はかなり大きいのが特徴。
キャビン内部の天井高さは2mほど、センターコックピットのお陰で、アフトキャビンも大きく「住めるヨット」と感じる。

さらに、デッキ上には、ヨット初体験でも居場所が沢山あり安全で安心なクルージングが楽しめる。
とくにトランサム付近は通常のヨットと比較して、別世界の空間がある。

が、しかし・・・・・
同社のN300と比べると性格は全く異なり、帆走性能は極端に弱点を発揮する。

この日は2m程度の微風・・・フルセールで走るが反応はかなり鈍かったが、機走では快適な走りを披露してくれた。
まぁ、どちらかと言えばモーターセーラーに近い性格になる。

     
    2012年4月8日
西宮から兵庫・網干まで。
   
   
予定していた7日のYAMAHA 25MK2の回航は、寒さと強風のため8日に延期した。

午前6時に西宮を出航、着岸予定時刻は18時頃・・・
神戸空港沖から潮に乗せ、ギリギリの時間で明石海峡を通過した。

いつもの明石大橋を撮影し、広大に広がる海苔網を回り網干に進路を取る。

船底が汚れているため速力は4ノット程度・・・
プラス、メインとジブをアップ。

波もなく、風はアビームからクォーターリーの2〜3m、太陽の暖かさも加わり、絶好のクルージングを楽しんだ。

ただ、ファーラージブは先日の低気圧で開いてしまい、急遽レギュラージブのハンクスに雑索でファーラーに結びアップしてセーリングした。
これ、普通に使えます!(強風は解りませんが?)

予定どおり18時ちょっと過ぎに網干ボートパークに着岸。

     
    2012年4月3日
マストに昇る。
   
   
2日は久々の晴れ!暖かく風もないほんのりとした穏やかな1日。

どうしても修理ができなかったバックステイアジャスターの新品が届いたので、付け替えることに・・・

付け替えたのはイイがアジャスターが長過ぎたため、バックステイを短くすることで解決させることに・・・

で、マストトップからバックステイを外すことにし、某社のNクンに昇ってもらった。

以前は何度か昇ったことがあったが、ここ最近は若手に依存することにして、ワタシはもっぱらサポートにまわっている。

ちなみに、マスト昇りの経験のない方のために・・・
昇るためには、ボースンチェアが必要です。
できれば工具を入れるポケットの付いたものがオススメです。
そのボースンチェアにブランコのようにまたがり、メインハリヤードで引っ張りあげます。
引っ張りあげるというより、自らが自力で昇り、メインハリヤードはあくまでセイフティラインの役目を果たすだけです。
自力が無理な場合はメインハリヤードに頼るしかないですが・・・。

     
    2012年4月1日
ヤマハ25MK2、西宮沖でセーリング。
   
   
ようやく4月。
4月と言ってもまだ少し寒さが残るが、この日は朝からヤマハ25でビギナーさんのためのセーリングに出航しました。

風は2〜3m、時折白波が立つほどの西の風。

アビームからクローズドホールドで一文字の西灯台を目指し、その一文字の防波堤を一周する、デイセーリングにちょうど良い時間。

その間、少し風が落ちたころ合いを見計らって、ワイルドジャイブの体験をしてもらいました。
やっぱり、ワイルドジャイブがどんなに恐ろしいかの体験が必要です。

で、全くのビギナーさんでも4〜5時間ティラーを持ち続けると、かなり上達されますね〜。

     

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